旅行5日目。

9/12

終日ハイデルベルク観光。

天候はどんより曇り空ですが、観光名所の1つハイデルベルク城に行くことにしました。
街から見上げるかたちでそびえているお城。
ということはそこまで登らなくてはなりません。。



もちろん急勾配を登る電車もあるのですが、歩き好きがちょっとの距離を電車など使いましょうか(反語
300段ちょっとの階段か、坂を登るコースがありましたが、
階段は小雨で濡れていて、滑りそうだったので坂道を選択。
ゆっくりゆっくり、道も濡れてるので転ばないように約10分(意外と近かった)




ガイドなどは当然頼んでもいないので、1人で観光するわけですが。
オーディオガイドというすばらしいものがあるんですよね。
今回のドイツ旅行ではここで初めて日本語版にめぐり合いました。


電話の子機のようなオーディオには番号ボタンがあって、一緒にもらう城内案内図の見所に番号がふってあるので、
そのポイントに来たら番号を押して、流れるガイドを聞くというアレです。





今まで実はお世話になったことがなかったのですが、
時間もあるしゆっくり理解しながら廻ろうかなと思ったので、今回初挑戦。






まずは城外の砦や門などを巡って、鉄格子のあがっている門から城内へ。
中庭から婦人の部屋や図書館、皇帝の部屋などの外装を案内され、その後見所の1つである大樽へ。





写真でわかるかな?
これものっそい大きいです!


年貢で収穫の10分の1のぶどうを民衆からあつめて、ここでぶどう酒を造っていたとか。
そばに小さなおっさんの像があるのですが、
お酒好きなペルケオというあだ名の道化師(?)らしく。
ワイングラスを片手に微笑んでおりました。





その後はまた外に戻って、庭園の続きと、ゲーテも座ったというベンチなどを見て廻りました。
前にもどこかで書いたけど、大学4年間ドイツ文化専攻してたにもかかわらず、
このゲーテという人間のドイツにおける位置づけがよく分かっていません(ヲイ
実際詩もちゃんと読んだ事ないし、、授業で読んでてももう覚えてないしww



でもゲーテ関係の観光名所っていたるところにあるんだよねぇ。
帰国したら詩集の1つでも読まなきゃなぁこれは。










ハイデルベルク城から見下ろす市街もとても綺麗でした。
ちょっと曇っていたのが残念!


次回(既にまた来ること決定)に期待ですな。





下ってきて街をぶらぶら。
お昼は魚のフライとジャガイモのサラダ。
白身魚は結構レストランで食べられます。あとサーモンも。

衣は全部食べないけど(油っぽいから)、こっちの揚げ物の衣はどうしてこんなにこんがり綺麗にあげてあるんだろ??
シュニッツェルもポメスも。揚げ物の衣が美味しいからつい食べ過ぎちゃうんだよね。。






その後はプファルツ選帝侯博物館を見学。
ここが外見よりも中が広く、さらに順路表示もなく、建物がいくつか繋がってたので、
見て廻るのに疲れちゃいました。。

例えば選帝侯のコレクションとか寝室、食卓を。次に宗教関係の絵画があって、ハイデルベルク原人の発掘についての展示物があって。
他にも現代的な絵画や、婦人の歴代のドレスの変化についての展示とか。。
まぁ見所沢山なんですが、順路がないと個人では上手く廻れませんでした。
こういうのって、学芸員の人のセンスになるのかな?
見せ方とか説明文(ドイツ語はわかんないけどw)次第で、理解度にかなり差が出そうです。



雨が降ってきたのでお茶でもしようかなー?と思ったのですが、
まだ時間も遅くないのでもう1つミュージアムへ行くことに。
ここは持っていた日本のガイドブックには載っていなかったのですが、
街のインフォで貰った地図に載っていたので知りました。

ハイデルベルク大学病院精神科病棟内にある、プリンツホルン収集館というところです。
このプリンツホルンていう人(名前にprinzだなんて!!)が精神病棟科の患者さんから収集した美術品や絵などが展示されていました。




入り口で入場料を払うと、展示を見る前にショートフィルムも見せてくれました。
役者さんたちですが、プリンツホルンが美術品を提供した患者さんに、その作品についてのインタビューを行うという内容。
「どうしてこういうものを作ったのか?」とか「なぜここはこうした表現なのか?」ってな質問をしていましたが、
残念ながら答えの内容は理解できず。。まだまだドイツ語は要勉強です。






絵画に関してはノートに走り書きしたようなものもありましたが、病院の患者さんが造ったと言われなかったら
そんな想像もしないだろうな、という感想。
絵心も作製力もないわたくしなので。。
なにかを想像することができるのが、ちょっと羨ましいです。











その後、川の反対側へ渡り、メイン通りと平行してる向こう側の川沿いの道を戻ってホテルへ。
まだ夕方だったので、久しぶりに手紙を書こう!(いやそろそろ書きたい。。)と思って文房具やらレターセットを片手にスタバへ、
何だろう、日本にいるとあまり行かないくせに、ドイツにくるとスタバに行きたくなるw(ZARAも同様)
チェーン店で知ってるお店だから、自然と落ち着くんでしょうかね?








夜。
相部屋にあたらしいお客さんが。
3人家族(ママ+娘2人)と1人の女性。
6人部屋で女性5人ってかなりラッキーです♪



このママさんがドイツ生まれの人で(若い頃アメリカに渡りそっちで結婚、アメリカ在住)、私と色々話をしてくれました。
娘さんたちもアメリカ育ちだけど、ドイツ語も話せるみたいで。
ちょっと会話を部屋で楽しむことが出来たなり。
もう1人の女性は日本がとても好きらしく、なんとハイデルベルクに「指圧」のセミナーを受けにきたとかw
指圧ってこっちでもSHIATSUなんだー




ホステル2箇所目も無事過ごせてよかったよかった。
次のケルンもホステルの予定でしたが、なんと訪問するよていのおばさんが「うちに泊まってきなよ!」と
あたたかいお言葉をくれたので、ありがたくそれを受けることになってしまいました。





・・・あたしの知り合う人たち、みんなあったかい。感謝カンゲキ(←一発変換w